スターオーシャン

~froever with you~

ディアスが冷たい。。。
彼の冷たさはいつものことだけど

いつからだろう。ディアスが僕と会ってくれなくなったのは。
いつからだろう。ディアスが僕と目を合わせなくなったのは。
いつからだろう。ディアスが僕から離れていくようになったのは。
いつからだろう。ディアスが僕に触れてこなくなったのは。

 

たぶん。4週間前。

 

「なぁ、ディアス。ちょっといいか?」
僕はいつものように剣の稽古をしてもらおうとディアスに声をかけた。
いつものディアスなら少しだけ笑ったような表情をして僕の要望に応えてくれた。

けど

ディアスは振り向かない。
こっちを見てくれない。
何も言わずに、そこから去っていった。

機嫌でも悪いのだろうと、はじめはそんなに気にしていなかった。
否、全然気にしていなかった。

だけど

毎日毎日。
ディアスは僕の相手をしてくれない。
それはおろか、姿さえ現さなくなっていた。
何もしなくても、毎日同じベッドで眠って、同じ時を過ごしていたのに、、

 

ディアスのことが好きだ。

 

彼に告白されてから…
いや、、半ば強引に彼に抱かれたときから
彼の、強引で言葉足らずな愛と受け取ったときから僕は……

僕の気持ちは好きから愛に変わった
彼が他の誰よりも大切だった。
たぶん、自分より。

 

夜。
満月の月夜。
夕飯が終わって、そそくさと出ていこうとしたディアスを呼び止めた。
ディアスは止まらない。
振り向かない。
ずかずか前を歩いていく。
「待ってよ、ディアス!」
「僕何か気に障るようなコトした?どうして僕と目を合わせてくれないの!?」
「……………」
ディアスは口を噤んだまま。それはいつものこと…

だけど……

もう…4週間も経つよ?

 

夜中になって
静かになって…

僕はディアスの部屋に忍び込む。
ディアスはベッドの中にいた。

もう、耐えられない。
ディアスに触って欲しい。愛されたい。。。
こんな事思ってる僕はどうかしてるかな?でも、どうしようもできない。
一人で処理するのはもう疲れてしまった。
胸が詰まる。
苦しい
…ディアス……

そろりそろりとベッドに近付く。
普段なら絶対にしない格好で。
変な言い方すると大胆な格好で。
ベッドにこっそり潜り込む。

「ディアスッ♪」

「………!!?」

ディアスはビックリしたような顔をする。
ちぇっ。何で声出さないんだろ。
ディアスの声、聞きたいのに。

「ね、ディアス。しよ?」

上目遣いでディアスを見上げる。ディアスに精一杯訴える。

「…………」

ディアスは首を左右に振る。否定する。僕に背を向ける。。。
…なんだよ。
何で?

ディアス…僕のこと…

キライニナッタ?

モウアイシテナイノカナ?

アキチャッタノカナ…?

モウディアスハボクノモノジャナクナッチャッタ?

凄く切なくなってディアスの部屋を出た。
あのままあーしていても、たぶんディアスは…何もしてくれないだろうから。

部屋に戻ってぼーっとしていた。
ずっと、ディアスのことを考えていた。

ディアス…貴方は僕の物だよ…

他の誰にも、、あげないんだから………


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投稿日:2010-01-01 更新日:

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