ちゃんとわかっているつもりでした……
でも、辛い……
あなたにとっての僕の存在が、ただの性欲処理の道具だということぐらい
ちゃんとわかっていました。
目が覚めたときはいつも一人。
部屋にある物はバラバラに散らばった僕の服。
他には何もない。
体を起こすと下半身に走る鈍い痛み。
体は汚れたまま…
どんなに酷いことをされても
それでも…僕は苦痛じゃありませんでした。
それは…
相手が貴方だったから。
貴方が満足できるなら、それで良かった。
僕はどうなっても良かった。
貴方が僕を愛してくれなくても、、、僕は幸せでした
貴方に体だけでも好きになってもらいたくて、
変な薬飲んでみたり…いろいろした。
でも、もう貴方は僕を使いませんね。
貴方には大事なヒトが出来たから。
今夜も貴方は、あの人と甘い時を過ごすのでしょう?
優しく微笑んで、
優しく抱いて、
いっぱいいっぱいあの人を愛するにちがいない。。。。
僕は今夜も一人
手淫に明け暮れるに違いない。。。。
貴方を想いながら……
END